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アメリカの事柄中心の雑記

ユダヤ人営業マンに32時間密着して学んだこと

 みなさんユダヤ人と聞いたら、何を思い浮かべるでしょうか。ユダヤ教イスラエル?商売人?映画?頭がいい?他にも色々出てくるのではないでしょうか。今回は私がユダヤ人営業マンに32時間密着取材し、感じたことを書いていきたいと思います。

 

 

 今回私が密着取材したのはジョーダン・ゴールドという方です。彼の印象は、「ザ・いい人」でした。毎回目が会うたびにニコッと微笑んでくるので、こっちが照れ臭くなってしまう、そんな人でした。彼はWOC(ワールド・オブコンクリート)のブースに来たバイヤーに商品を説明する、営業係で私がそのブースの補佐をすることになったので、休憩以外の時間は、常に行動を共にしていました。

 

 

感じたこと

 

 

  • 高いコミュ能力

 まず、彼と一緒にいて感じたのは、コミュニケーション能力が半端ないということでした。彼の人柄か、展示会が始まる前から、周りのブースの人と仲良くなり、情報収集を行なっていました。一緒にランチに行った時も積極的に人に話しかけ、営業をしていました。彼が必ずはじめに聞いていたことは、どんな会社なのか、その中でなんの分野の仕事をしていて、何に興味があるのかでした。この時は何気なく聞き流していましたが、あとでその大切さに気づきました。

 

 

  • めっちゃ休憩する

 とにかく彼は頻繁に休憩します。トイレ、タバコ、飲み物買ってくる、など様々な理由をつけて休憩に行っていました。確かに休憩を取ることは大切ですが、取りすぎでしょ、、と思うくらい。英語を完璧に話せない私としてはバイヤー対応が大変なため、彼がブースにいてくれなくては困るのですが、人それぞれ働き方があると思い、その時はしょうがないと思っていました。しかし、彼がまたいつものように休憩を取ると行って出かけ、帰ってきたときにその考えも消え失せました。それはなぜか、

 

 

 なんと彼は大手コンクリート会社のブースにいき自分で引き合いを取ってきてしまったのです!!!

 

 

 そこで私は、展示会において何が一番大切なのかを、改めて気づかされました。私がやっていたように、ブースに気を配るということは決して間違いではありません。しかし、私には目的が見えていなかったのです。企業の目的はあくまで集客であって、ブースに立たなければいけないというルールはないのです。

 

 

 そして私は彼がとっていた行動を理解しました。彼は休憩を取るといい、頻繁に出歩き、人と話し、情報を集め、ターゲットを絞り、自分たちにとって好条件の相手に営業をかけていたのです。

 

 

一本取られたぁぁ〜〜〜

 

 

 そういえば、ランチの時やトイレ休憩時もジョーダンは何枚か名刺を持って帰ってきてました。休憩が長いのも納得です。彼は休憩しながら仕事をしていたのです。

 

 

まとめ

 今回の展示会で学んだことそれは、たくさんありましたが、その中でも、ブースは集客のための一つの方法にすぎないということ、自ら出歩き営業、集客をすること、そのためにはコミュニケーション能力が不可欠だということ、この三点が一番私の印象に残りました。